かき氷専門店「かき氷 みしょう」(大阪市北区中崎西1、TEL 080-3202-8401)が7月17日、中崎町にオープンした。
オーナーの森分友美さんが、かき氷が好きな娘のために、保存料などを使わないシロップ・練乳作りなど、独学でかき氷を作り始めたのがきっかけ。2018(平成30)年6月から、北新地の和食店やバーの昼の時間帯に間借りで営業した。同年12月に、クリスマスツリーに見立てて盛り付けたかき氷「ピスタチオツリー」が、「SNS映え」すると話題になり、店舗に行列ができたという。
古民家を改装した2階に、店舗を構えた。約15平方メートルの店内に、12席を設ける。北新地の店舗では、30~40代の女性の来店が多かったが、若者が多い中崎町という土地柄、10~20代の来店が増えたという。
かき氷の特徴は、約15センチの球形に重ねたボリュームのある氷に、手作りのシロップや練乳、季節の果物を盛り付ける。定番メニューはなく、日替わりで6種類を用意。森分さん自らが仕入れた季節の果物から、提供するメニューを考える。シロップには生の果物や生クリームを使い、使用する前日の夜に仕込む。氷は不純物を含まない純氷を使う。「(提供するかき氷は)娘に作っていたように、余計なものは入れず、一つ一つの工程を丁寧に行うことを心掛ける」と森分さん。
今月は、桃を丸ごと1個使った「生桃カスタード」(1,400円)、マスクメロンを半玉使った「生メロンミクル」(1,800円)、角切りのスイカとずんだペーストをのせた「ずんだ白玉すいか」(1,300円)など、初夏の果物を使ったメニューを用意(日によって異なる)。秋から冬の期間は、かき氷で冷えた体を温める、ショウガや唐辛子の入った「薬膳スープ」(300円)も用意する。
営業時間は12時~19時。電話・インスタグラムの予約優先。