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大阪「こども本の森 中之島」が7月5日に開館 コロナで4カ月遅れ

館内の階段で読書を楽しむ子ども

館内の階段で読書を楽しむ子ども

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 大阪市は6月18日、建築家・安藤忠雄さんが設計し、同市に寄贈した文化施設「こども本の森 中之島」(大阪市北区中之島1)を、7月5日に開館すると発表した。

建築家・安藤忠雄さんが設計した建物

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 当初は3月1日の開館を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で、約4カ月遅れた。感染拡大防止のため、利用には当面の間、オンラインによる事前予約が必要。6月27日より施設ホームページで、先着順で受け付けを開始する。開館時間を90分の4枠(9時30分、11時30分、13時30分、15時30分)に分け、各定員50人の入れ替え制にする。1組5人まで参加でき、大人のみでの申し込みは不可。

 館内では、新型コロナウイルス感染防止対策として、利用された本は、指定の場所に返却後、紫外線と送風による殺菌と消毒を行う。館内の換気、来館者入れ替え時の設備の消毒、スタッフの手洗いや検温、マスク着用などを徹底する。3歳以上の来館者にマスクの着用や、入館時に手指の消毒、館内では密集を避け、大きな声や近距離での会話を控えて利用するよう周知する。

 「本や芸術文化を通じて子どもたちが豊かな創造力を育む施設」として、絵本や童話、児童文学、図鑑、自然科学書、芸術書など1万8000冊を蔵書する同施設。図書館ではなく文化施設に位置付けるため、本の貸し出しや調査相談は受け付けないが、隣接する中之島公園内に本を持ち出して読むことができる。建物は鉄筋コンクリート造り3階建て、延べ床面積約800平方メートル。名誉館長には、京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥さんが就任する。

 開館時間は9時30分~17時(7月5日のみ13時30分~)。入場無料。月曜休館(祝日の場合は翌日)。

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