大阪・天満橋の八軒家浜船着場(大阪市中央区天満橋京町1)を発着するクルーズ船「MERRY GREEN(メリーグリーン)」が3月20日、乗船が原因で新型コロナウイルスに感染した場合、感染者一人に付き28万円を支払う休業補償を始めた。
運営はOne Osaka リバークルーズ(北区堂島1)。2018(平成30)年8月に、大川沿いの周遊クルーズを開始した同社。2月21日から不特定多数が乗船する乗合コースを休止し、貸切コースのみを運航している。同補償サービスは万全の感染症予防策をアピールし、安心してクルーズを利用してもらうのが狙い。
同船では感染防止策として、1階デッキと2階テラスの屋外空間の利用に限定し、定員も60人を30人に減らした。「屋外で実施し、かつ人が密集しないように配慮した」という。乗船には検温と手の消毒が必要で、体温が37.5度以上だと乗船できない。クルーズ中は、スタッフが手すりやトイレなど船内設備をこまめに消毒する。バーベキューはスタッフが食べ物を取り分け、食器は使い捨て容器を使用する。
同社の車田一光さんは「乗船したお客さまをウイルス感染から守る自信がある。安全なお花見会場として、仲間と楽しい時間を過ごしていただければ」と話す。
4月12日まで。料金は、お花見弁当プラン=8,500円~、バーベキュープラン=9,500円~(15人以上の利用)。雨の場合は2日まで無料キャンセル。