九州のグルメやスイーツを紹介する物産展「春の九州物産大会」が2月19日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階催場で始まった。
会場には九州全県から93店が出店し、海鮮・肉料理や、江戸時代に「シュガーロード」呼ばれた長崎街道を中心に栄えた和菓子をメインとしたスイーツ、クラフト雑貨などを販売する。今年は、観光地として近年人気が高まっている福岡・糸島エリアに力を入れる。
糸島は、マダイの漁獲量で7年連続日本一を誇る。ホットサンドイッチ店「伊都ホットサンド笑顔」は天然マダイのフライとスクランブルエッグをパンで挟んだ「鯛サンド」(495円)を販売する。フレッシュジュース店「ブルールーフ」は糸島産のいちご「あまおう」とミルクを使った「あまおうスムージー」(792円)を提供。糸島のアクセサリーやクラフト雑貨を作る13の工房や作家も出店している。
実演販売も見どころの一つで、長崎県の鯨料理専門店「くらさき」の「冷めてもおいしい」という「鯨カツ」(1枚、648円)や、熊本県の海鮮料理店「天草海まる」の「海鮮まるごと島コロッケ」(1個、391円)などで実施予定。店内で食事ができる店は3店あり、百貨店催事初出店の「海鳴(うなり)」(福岡県)は魚介と豚骨のだしをブレンドする「魚介豚骨ラーメン」(781円)を提供する。同店広報担当の藤原鋭聡(としあき)さんは「こってりと思われがちな博多ラーメンだが、スープまで飲み干せるすっきりとした味わい」と話す。
佐賀県産のイチゴやブルーベリーを、餅で包んだ「元祖吉野家」(佐賀県)の「苺あん福」(314円)や長崎のブランド卵「太陽卵」を使った「琴海堂」(長崎県)の「長崎和三盆カステラ」(961円)などのスイーツも。
営業時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで)。今月25日まで。