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阪急うめだで藤井フミヤさん個展 16年ぶりの開催、初期CGアート含む150点展示

16年ぶりの個展について語る藤井フミヤさん

16年ぶりの個展について語る藤井フミヤさん

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 歌手・藤井フミヤさんの16年ぶりとなる個展「The Diversity 多様な想像新世界」が2月16日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階阪急うめだギャラリーで始まった。

ラメ入りシールでモザイク画風のマリア像「Sticker mosaic Maria」

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 藤井さんはリードボーカルを務めた7人組ロックバンド「チェッカーズ」を解散した翌年の1993(平成5)年に、初の個展「FUMIYART-Take a break」を開催。2003(平成15)年の「FUMIYART展」開催後は、画家の活動を休止していた。

 16年ぶりとなる個展は、昨年8月に東京で初開催。長野を巡回し、大阪の開催で3カ所目。初期のCGアート作品から新作の肉筆画まで約150点を展示する。2月17日は、藤井さんと元吉本興業のお笑い芸人でアートに造詣が深い「とに~」さんによるトークショーが行われた。

 トークショーでは藤井さんがチェッカーズ時代に出演した音楽番組になぞらえ「フミヤート ザ・ベストテン」と題して、同展で展示する作品を紹介。1993(平成5)年のCGアート作品で宗教画をモチーフにした「WINDOW」や、2002(平成14)年の製図カッターを使った繊細な切り絵「FULL MOON」、2003(平成15)年のハートや動物などの市販の小さなラメ入りシールを貼りマリア像をモザイク画風に表現した「Sticker mosaic Maria」など過去の作品を振り返った。

 新作では表現方法を絵筆やペンによる肉筆画に広げ、2018(平成30)年の宇宙に浮かぶ女性を油絵で描いた「AI Girl in Space」や2019年の「ボッティチェッリへのオマージュ『Venus and Mars』の模写」は約10色のボールペンのみで約2カ月かけて描いたという。

 表現方法を時代によって変えながらも、絵の題材は一貫して女性が多いという。藤井さんは「いろいろな技法を使っているので、飽きずに見てもらえるのでは。細かい技法にも注目してほしい」と話し、「絵画っぽいが、現代アートにも見える『FUMIYART』の特長を楽しんでほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで)。入場料は、一般=800円、高校生以下無料。今月24日まで。

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