大阪・阪急十三駅近くの十三フレンドリー商店街に12月10日、「布団」をテーマにした居酒屋「大衆酒場ヒロタヤ2号」(大阪市淀川区十三本町1)がオープンした。運営はフード&マーケティング(北区)。
1952(昭和27)年創業の布団店「ヒロタヤふとん店」が約半年前に廃業した後に、昭和レトロな内装を生かしつつ改装し居酒屋としてオープンした同店。同社・長谷曜太郎社長は「前店主と面識は無いが、地元の方に愛された店の記憶を残したい」と考え、店名も引き継ぎ「大衆酒場ヒロタヤ2号」とした。布団店だったことにちなみ、睡眠に良いとされる食材で作る料理の提供や、20分間の「ふとん貸し出しサービス」(500円・要予約)を行い、食事の合間に布団で寝ることができる。店舗面積は30坪。席数は、テーブル62席、カウンター6席。
料理は約80種類、ドリンクは約40種類を用意。睡眠の質を高める効果があると言われる「トリプトファン」「GABA」「グリシン」などのアミノ酸を含んだ食材、牛肉やエビ、卵などを使った「黒毛和牛の肉豆腐」(528円)や「エビとトマトと炒り卵のニンニク炒め」(528円)、「バナナプリン」(352円)を用意。全9品の料理と飲み放題が付いた「快眠応援コース」(2,800円)も提供する。会計時には、睡眠を誘うと言われるラベンダーの香りつきのカイロを土産として渡す。
長谷社長は「仕事でお疲れのサラリーマンの方にも、睡眠にいい料理を食べてほしい。楽しく飲んだ後はぐっすり寝て、次の日も元気に働いてもらえたら」と呼び掛ける。
営業時間は、月曜~金曜=15時~翌3時、土曜・日曜・祝日=12時~24時。