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阪急うめだ本店で「北欧フェア」 夏至祭テーマに70店が集結

「ヴァンハン・ポルヴォーン・ヤーテロテフダス」のサムリ・ヴィルゲンティウスさん

「ヴァンハン・ポルヴォーン・ヤーテロテフダス」のサムリ・ヴィルゲンティウスさん

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 北欧諸国の「夏至祭」をテーマにした「北欧フェア」が5月29日、阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階で始まった。

「カフェ・スッケス」のシナモンロール

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 幸福度が高いといわれる北欧諸国の暮らしを紹介するイベントとして初開催した昨年に続き、2回目となる同フェア。夏の期間が短く貴重な北欧では「夏至祭」を開き、大勢で音楽や料理を楽しむ。広報担当の藤原鋭聡(としあき)さんは「昨今、幸福や癒やしを求める人が多い。それが反響につながっているのでは」と分析する。今年は日本初出店の16店を含め、約70店が出店。

 フィンランド・ヘルシンキで創業62年の老舗パン店「カフェ・スッケス」はシナモンロール(中=432円、大=980円)を実演販売する。フィンランド・ポルヴォーのアイスクリーム専門店「ヴァンハン・ポルヴォーン・ヤーテロテフダス」はブルーベリーの一種「ビルベリー」を使った「ビルベリーアイスクリーム」、「ホワイトバジルのアイスクリーム」(以上432円)などを提供する。同展のためフィンランドから来日したサムリ・ヴィルゲンティウスさんは「森で取れるバジルや、モミの一種であるトウヒをアイスに練り込んで風味を出している」と説明する。

 伝統工芸品の実演販売もする。シラカバの木を薄く削ぎ、鞄やカゴ、靴などを作るペルッティ・ラヤラさんは「木の中心部より少し外側のしなやかな部分を使っている。時がたってもひび割れたりしないのが特徴」と実演を交えて説明。会場では小物入れ(3,240円)やかばん(5万4,000円)などを販売する。

 会場ではフィンランド式ボーリング「モルック」が体験できるほか、夏至祭では風物詩のフォークダンスショー、伝統工芸職人によるトークショー、アーティストが出演する北欧音楽ライブも予定する。

 営業時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで)。6月4日まで。

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