梅田の地下商店街「ホワイティうめだ」(大阪市北区小松原町・堂山町)が5月初旬から、飲食・食物販エリアへの改装に向け、「泉の広場」を含む東側4分の1を閉鎖する。
工事面積は8864平方メートル。新たに店舗面積3140平方メートルの商業区画が誕生する。店舗数は35店を予定。「扇町ゾーン」(12店)、「泉の広場ゾーン」(8店)、「新御堂筋ゾーン」(15店)の3つに分け、それぞれランチ、カフェ、バルの各ニーズに対応。これまで弱かった20代・30代客の取り込みを狙う。総事業費は58億円。
待ち合わせ場所で知られる泉の広場の噴水は撤去する。名称は維持し、LED照明で水を表現する木のシンボルモニュメント「(仮称)WATER TREE」を設置する。同ゾーンには朝食から夜食までをカバーするコンセプトカフェやベーカリーカフェが出店予定。
エリア北側、東通り商店街方面の新御堂筋ゾーンには、スタンディングバルをはじめ、飲食店各種を集める。通路上方は天井板を張らず躯(く)体を見せるスケルトン天井にし、ダウンライト照明をワイヤでつるす。
エリア西側、大阪メトロ・阪神電車方面の「扇町ゾーン」では、オフィス街のランチ需要を見込み、定食ほか食事系の店舗を中心に構成する。
ホワイティうめだは、1963(昭和38)年に開業。店舗数は現在191店で、1日に推定40万人が来街する。延べ床面積は3万1336平方メートル、営業面積は1万3720平方メートル。