デルフォニックス大阪ギャラリー(大阪市北区中之島2)で現在、イタリアの「デッドストック文具」を集めた展示販売会「イタリア縦断!文房具を探す旅」が開催されている。主催はデルフォニックス(東京都目黒区)。
今年6月、同社社長・デザインディレクターの佐藤達郎さんが店舗や倉庫に眠っていた希少な「デッドストック文具」を買い付ける旅をイタリアで敢行。約2週間にわたってミラノやフィレンツェ、ローマ、ナポリなどを巡り、旅の様子はNHKの番組「世界はほしいモノにあふれてる」でも紹介された。
同展では、店に併設する5畳ほどのギャラリースペースを使い、この旅で入手したノートや筆記具、雑貨などの一部を展示販売。品数はノートが最も多く、100種類を超えるデザインの商品がそろう。同社リテールショップマネジャーの林久美子さんは「イタリアの商品はインクの発色が良い。日本にはないデザインや色使いも見どころ」と話す。
会場には一般客のほか、まとめ買いをする文具コレクターも訪れている。大半が倉庫に眠っていたデッドストック品のため、中には表紙にイタリア語の落書きがされたような品も混じる。ただ、「落書きがむしろデザインの一部として面白がられて」(林さん)、かえって早い段階で売れているという。
商品には、頭文字で素早くページが開ける電話番号帳「テレフォンリストファインダー」(1,944円)や、計測窓の付いたメジャーなどの珍品も。林さんは「普段行く文房具店では目にしないだろう品ばかり。お気に入りを見つけてコレクションに加えてほしい」と話す。
開催時間は10時~20時(最終日は14時まで)。10月12日まで。