梅田の大阪能楽会館跡(大阪市北区中崎西2)に2019年春、結婚式場「ブルーグレース大阪」が開業する。運営はブラス(名古屋市西区)。
貸し切り邸宅型で、チャペルと宴会場、キッチン、リゾート風オープンテラスで構成する。敷地面積は約1111平方メートル。建物は2階建てで、延べ床面積約1264平方メートルを予定。収容人数は最大120人。施設全体を貸し切りにできるという。デザインは、ザ ホールデザイン(東京都目黒区)が担当した。
樹木や植栽などで空間を緑化し、内装にも木材を多く使って「都会のオアシス」を表現する。色合いはオフホワイトや茶系を基調にし、高級感を演出。チャペルでは祭壇正面に広がるガラス壁から自然光を取り込むほか、天井を高くし、開放感のある作りにする。席数は120人。
同社は全国に貸し切りゲストハウスを19店展開している。関西では、2017年にオープンした大阪駅前の結婚式場「ブランリール大阪」に次ぐ2店目となる。
大阪能楽会館は2017年12月に閉館。1959(昭和34)年3月に開館して以来、大阪における能楽公演の拠点の役割を担っていた。