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大阪・天六の映画カフェ「ワイルドバンチ」再始動 「キネプレ」編集長が新店主に

新店主の森田和幸さん

新店主の森田和幸さん

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 大阪・天神橋筋六丁目駅近くの映画好きが集まるブックカフェ「ワイルドバンチ」(大阪市北区長柄中1)が5月9日、映画情報サイト「キネプレ」の森田和幸編集長を新店主に迎えリニューアルオープンした。

壁には映画人たちの色紙。店内イベントも

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 横向きのヒッチコック監督をシルエットにした扉が印象的な同店。1フロアの手前に本棚、奥にバーカウンターがある作りで、面積は約100平方メートル。店内BGMは映画音楽、カウンター横のモニターで近日公開予定や公開中の映画予告編を映す。

 店は2005年に初代店主の庄内斉(さとし)さんが開いた。映画館館主を務めるほどの映画好きだった庄内さん。自身の趣味である映画、古書、音楽を詰め込んだ同店に映画好きや映画関係者が集まり、自主短編映画「テンロクの恋人」など数々の企画がこの場所から生まれた。

 新店主の森田さんは2009年に映画情報のフリーペーパーを創刊、置き場所を探す中でこの店に出合った。2012年からは映画情報サイト「キネプレ」の編集長を務めている。

 ワイルドバンチは2015年7月に庄内さんが67歳で逝去した後、「なくすのはもったいない」と常連客有志が交代で営業を続けていたが、2017年からは休業状態に。この状況を見て、森田さんが店主に名乗りを上げた。

 販売するのは以前と同じ古書や映画パンフレット、映画ポスターが主だが、バーでは森田さんがバーテンダーの経験を生かしてカクテルの提供を新たに始めた。「変わったところがあるとすれば、より映画色が強まったかもしれない」と森田さん。上映会やトークショー、音楽ライブ、意見交換などのイベントも開く。

 森田さんは「過去にはここから映画も生まれた。20~30代の人にも来てもらい、交流、イベント、企画、趣味が生まれる場所にしたい」と意気込む。

 席数は、カウンター6席、テーブル席13席の計19席。営業時間は16時~24時。月曜・火曜定休。

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