梅田に4月20日、ミズノ(大阪市住之江区)の世界旗艦店となる「ミズノ オオサカ 茶屋町」(北区茶屋町)がオープンするのに先立ち、19日に店内が公開された。
7階建てビルの全フロア(店舗面積1660平方メートル)にスポーツウエア、各種スポーツ器具、小物などを展開。商品以外に、測定・診断サービスや体験プログラムを従来より充実させた。
6階に導入した「ヴァーチャルボールパーク」は、VR(仮想現実)上で野球の打撃や捕球を体験できるシステム。立体映像に合わせ、センサーを装着した本物のバットを振ったり、振動するグラブで捕球を疑似体験したりする。球の軌道はプロや高校生の実データから算出し、再現性を高めた。「日本最速165キロや人類最速とされる171キロ、200キロ超の球速も体験できる」(同社担当者)という。料金は1プレー(捕球5球・打撃10球)で500円。
2階のランニングフォーム診断システム「F.O.R.M」では、体の片側にセンサーを取り付け、動きを撮影。ランニングマシンを5~10分走って得たデータを3次元解析し、フォーム改善に役立てられる。ベーシックコース(約30分=3,240円)は結果報告のみだが、プレミアムコース(約60分=6,480円)では専門スタッフの個別アドバイスを受けられる。
7階のイベントホールでは大人から子どもまで楽しめる「ミズノ流忍者学校」「親子グラブつくり教室」、ヨガ教室などの体験プログラムを用意。
1階では、約1年を掛けてスワロフスキーと共同開発したスポーツブラやタイツ、シューズを数量限定で販売するほか、野球の公式球に使う革で製作したスニーカーなど、スポーツカジュアルにも力を入れる。
フロア構成は、1階=スポーツスタイル/トレーニングアパレル、2階=ランニング、3階=ウオーキング/トラベル/アウトドア、4階=水泳/テニス/バドミントンなど、5階=サッカー/バレーボール/陸上競技など、6階=野球、7階=イベントホール。
開業から1年の売上目標は12億円。営業時間は11時~20時。