JR大阪駅北側の空き地「うめきた2期」(大阪市北区大深町)を暫定利用する2018年度事業者が決定した。サーカス公演や、昨年に続きグランピング体験も予定する。
事業エリアは、旧国鉄の梅田貨物駅跡「うめきた2期」。2013年に物流拠点を閉鎖し、2016年から暫定利用事業を始めた。これまで有料庭園「うめきたガーデン」や、バーベキューイベントなどを開催。累計約35万人が訪れた。
会場は、北側(A区域=約7400平方メートル)と南側(B区域=約8300平方メートル)に分かれ、地域の広報活動やにぎわい創出につながるイベントなどを実施する。
12月~2019年3月には「木下大サーカス」が公演予定。赤い大テントを設置し、ホワイトライオンの猛獣ショーや空中ブランコ、オートバイショー、ジャグリングなどを披露する。緑とサーカスをテーマにした子ども絵画展も開く。
「グランピング」体験イベントは2018年度も開催。バーベキュー主体の新しいアウトドアスタイルを、イベント、音楽、アートとともに楽しめる。ほかにドローンの操縦技術が学べる「ドローン飛行訓練施設」の設置、ホップ栽培から始めるうめきた地ビールづくり「うめきたホッププロジェクト」も実施する。
A区域は、「うめきた UMEDAI ガーデン」「オーサカ ウメキタ ドローン」(以上、4月~翌3月)、「ちりりん大阪! 知ろうもう一度、自転車のこと、大阪のこと」(6月9日、7月14日、7月25日~28日、9月8日、11月10日)、「『植育』イベント みどりのサンタの『植・食、健康』フェスタ2018」(9月~12月)を開催。
B区域は、「ウメキタBBQ!!! グランピング パーク」(4月13日~11月10日)、「うめきた民プロジェクト(続)」(4月~11月、翌3月)、「うめきたSOBAプロジェクト」「環境影響に配慮した地下水の熱源利用に関する実証検証」「みんなのこかげプロジェクト」(以上、4月~11月)、「BREAK THROUGH OSAKA 2018 EXPO」(9月9日)、「Osaka love festival 2018」(9月22日~9月24日)、「うめきたグリーンプロジェクト☆スーパーイリュージョン」(12月8日~翌3月11日)を開催。
暫定利用は今回が最後で、2023年の新駅開業、2024年の街びらきに向けて2019年度から開発が本格化する。