扇町公園(大阪市北区扇町1)で来年2月3日・4日、イベント「ワン・ワールド・フェスティバル」が開かれる。
国際協力をテーマに1993年に始まり、今回で25回目。西日本でも最大規模の国際協力イベントで、来場者は2万5000人を想定する。会場は扇町公園のほか、北区民センター(扇町2)、カンテレ扇町スクエア1階ステージ(扇町2)。
北区民センターでは、関西のNGO・NPO法人や教育機関など90以上の団体が出展し、カンボジアの地雷問題やアフリカの飲み水問題などを解説。織物や伝統楽器のワークショップも開く。
扇町公園では、フードブースでイタリア、インド、トルコなど10カ国の郷土料理を振る舞うほか、モンゴルの伝統的な移動式住居「ゲル」を設営し、馬頭琴の演奏会を開く。カンテレ扇町スクエア1階ステージでは、民族音楽やダンスのほか、ドイツ領事館総領事長による公演などを行う。
実行委員会の松本博さんは「従来は展示やセミナー中心だったが、フードブースなどのコンテンツを増やし、家族で楽しめるようなイベントにした。環境破壊、難民、貧困などの問題を知るきっかけにしてほしい」と話す。
開催時間は10時~17時。入場無料。