大阪市役所周辺~中之島公園エリアで12月14日、イルミネーションイベント「OSAKA光のルネサンス」が始まった。主催は大阪・光の饗宴(きょうえん)実行委員会。
2003年に初開催し、今年で15年目を迎える同イベント。街中を色とりどりのLED照明で飾り、光のアートなども展示する。大阪の冬の風物詩としても知られ、昨年は約226万人が来場した。11月12日に始まった「大阪・光の饗宴」プログラムの一環で、大阪市役所周辺~中之島公園間で開催する。
目玉は、大型照明と音楽が一体となった光のエンターテインメント「ウォールタペストリー」。昨年まで大阪府立中之島図書館で行っていたものを、今回初めて大阪市中央公会堂の壁面を使って展開する。
建物東側正面をスクリーンに、クリスマスをイメージした映像全30シーン、約300枚を映し出す。建物の構造を利用し、「だまし絵技法」を取り入れた立体感のある演出も見どころという。開催時間は17時~21時。演出は1回当たり約8分。観覧無料。
14日のオープニングセレモニーには、大阪市長の吉村洋文さんやセレッソ大阪の柿谷曜一朗選手、丸橋祐介選手らが登場。吉村市長は「歴史ある中央公会堂で、ウォールタペストリーの素晴らしい感動を皆さんと共有したい」と話した。
そのほかリバーサイドパークでは、今年初めて台湾・台南市とコラボしたプログラム「台南・光の廟テイ(びょうてい、テイは土へんに口の下に壬)」を開催。台湾の元宵節(げんしょうせつ)を祝い、台湾市民が文字や絵を描いたランタン約1000個を飾る。中央公会堂近くの中央会場には、クリスマスメニューやご当地メニューを販売するマルシェ「OSAKA光のマルシェ」などの食ゾーンも展開する。
12月25日まで。