梅田経済新聞、年間PV1位は「梅田のソフマップ閉店」

在りし日の「ソフマップ梅田店」

在りし日の「ソフマップ梅田店」

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 梅田経済新聞の2017年PV(ページビュー)ランキング1位は「梅田の家電販売『ソフマップ』閉店へ 16年の歴史に幕」だった。

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 1位に大阪駅の専門店街「梅三小路」の家電販売店「ソフマップ梅田店」が閉店することを伝えた記事、2位にJR大阪駅2階「アトリウム広場」の仮設階段・エレベーターが撤去され、歩行動線が変わることを知らせる記事、3位に歴史ある阪急梅田駅の商業施設「阪急三番街」北館地下2階にある飲食フロアがリニューアルのためいったん閉鎖される記事が入った。

 ランキングは今年1月1日から12月12日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 梅田の家電販売「ソフマップ」閉店へ 16年の歴史に幕(1/17)

2. JR大阪駅2階広場の仮設階段撤去へ、ヨドバシ増床を前に(3/16)

3. 阪急三番街の北館飲食フロア改装へ 8月末に全店営業終了(8/10)

4. 大阪・茶屋町にチーズと肉料理専門店 食べ放題ビュッフェも(2/15)

5. ヨドバシ梅田に「スクウェア・エニックス カフェ」 秋葉原に次ぎ2号店(9/15)

6. 梅田にアップルパイ専門店「リンゴ」 関西初、144層のパイ生地にカスタード(8/29)

7. うめきた2期で「グランピング」体験 バーベキュー場296席用意(6/12)

8. ヨドバシ梅田~大阪駅の高架歩道が開通へ 「うめきた」には今秋接続(6/29)

9. 梅田にリプトンのアイスティー専門店「フルーツインティー」 紅茶・果物の組み合わせ4万通り(7/12)

10. 梅田に国産牛焼肉食べ放題「あぶりや」 店内で調理、新鮮さにこだわり(7/18)

 上半期でも1位だった「ソフマップ閉店」の記事がそのまま年間でも1位を獲得した。懐かしい記憶や時代の変化を重ねる人がいる一方、ソフマップが梅田にあったことを知らなかったという声も聞かれた。

 2位に入ったアトリウム広場の仮設階段はすでに撤去が完了し、8位で取り上げた高架連絡橋「ヨドバシ橋B」が代替動線として10月25日に開通した。多くの人が行き交う広場の中央付近に当たり前のようにあった階段が「仮設」だったという事実に驚く人も。

 高さ約150メートルの商業ビル「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」が開業する2019年秋には、建物の周囲を取り巻く高架歩道が新たに整備され、駅周辺の動線はさらに変化すると見られる。

 3位の阪急三番街北館飲食フロアは、1969(昭和44)年11月からある老舗の商業エリア。「中国料理 青冥(ちんみん)」をはじめ、開業当初から営業を続けてきた店もあり、なじみのある人たちにショッキングなニュースとして受け止められた。2018年春にリニューアルオープンする。

 飲食店単体のランクインとしては、茶屋町のチーズと肉料理専門店「チーズクラフトワークス&グリル茶屋町」が最上位の4位に食い込んだ。チーズフォンデュやチーズを加えた石焼きリゾットなどを提供。肉とチーズの組み合わせも人気を呼んでいる。

 昨年に引き続き、梅田の変化に注目が集まる中でも、1~3位が「閉店」「撤去」「終了」と、計画ベースだった街の変化がより具体的な動きとして現れたニュースが目立った。今後も、活発化する「うめきた2期」の動向、阪神梅田本店のリニューアル、阪急三番街の北館飲食フロアの再編など、梅田周辺の開発からは目が離せない。

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