日本ミシュランタイヤ(東京都新宿区)は11月7日、「ミシュランガイド京都・大阪2018」の発売(今月15日)に先立ち、掲載店を発表した。梅田エリアの飲食店では、北新地の「弧柳」(堂島1)が「三つ星」、5店が「ニつ星」の評価を受けた。
飲食店は大阪227店、京都185店の計412店を掲載。うち191店に星が付いた。星は付かないものの、5,000円以下で満足度が高い食事ができる「ビブグルマン」には大阪131店、京都90店の計221店が選ばれている。
梅田エリアでは、北新地の日本料理店「弧柳」が三つ星評価を受けた。なにわ伝統料理を継承し、大阪の食文化を担う料理を提供。今回で7年連続の三つ星受賞となる。
二つ星には昨年に引き続き、懐石料理の「天神橋 青木」(天神橋7)と「お料理 宮本」(東天満2)、創作料理「カハラ」(曾根崎新地1)、すし「寿し芳」(南森町2)、韓国料理「ほうば」(堂島浜1)が選ばれた。
一つ星には、串揚げ「アゲイン」(曾根崎新地1)や、フランス料理「アドック」(福島区福島1)などのほか、新たにステーキハウス「北新地 福多亭」(曾根崎新地1)、割烹「西天満 中村」(西天満4)が入った。
ビブグルマンに初選出された店では、立ち食いできる新梅田食道街のたこ焼き「はなだこ」(角田町9)をはじめ、中華料理「立徳 恒河沙(りっとく ごうがしゃ)」(福島区福島5)、韓国料理「韓国食堂 入ル」(福島区福島3)、串揚げ「Kushiage 010」(曾根崎新地1)などが梅田エリアに立地している。
同社の伊東孝泰さんは「繁華街以外の立地が増えたのが特徴。大阪は北新地が中心だったが、天満などへも掲載が広がった」と話す。新規の星付き店舗が京都で全て和食なのに対し、大阪ではフランス料理、ステーキハウス、中華料理と多様な顔ぶれとなった。
日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長は「楽しい発見の役に立ちたい。『ビブグルマン』では、当社のガイドをもっと身近な存在にしてほしい」と呼び掛ける。