阪神本線・福島駅近くに10月31日、簡易型ホテル「ファーストキャビン阪神西梅田」(大阪市福島区福島5、TEL 06-6345-8424)が開業する。運営はライフデザイン阪急阪神(大阪市北区)。
飛行機のファーストクラスをイメージしたカプセルホテルの大型版。ジャズが流れる館内は落ち着いたシックなデザインに統一され、アットアロマ(東京都世田谷区)の演出で香りが漂う。阪急阪神ホールディングスによるFC第1号で、ラウンジやバー、大浴場、女性用パウダールームもある。
立地はもともと阪神本線の旧線路跡地だった場所。運営会社や土地の歴史を踏まえ、明治期に撮影した「出入橋停留所」の写真を飾るなど鉄道色も強調している。
客室は全てシングルで計147室(男性用=92室、女性用=55室)。「ファーストクラス」(4.4平方メートル、1泊=6,900円)が43室、「ビジネスクラス」(2.5平方メートル、同=5,900円)が104室。旅館業法上の「簡易宿所」に当たるため寝室は施錠できず、入り口の蛇腹カーテンで仕切る。広い部屋には小型のテーブルが付く。
女性の使い勝手に配慮し、パウダールームには最新のドライヤー、ヘアアイロンを備え、化粧水、乳液、洗顔料など基礎化粧品もそろう。
1階にある「カフェ&バー15」は宿泊者以外も利用可能。席数は26席(カウンター=10席、テーブル=16席)。「特徴あるメニューを」と、鳥取県で捕獲したイノシシを使ったハンバーガーやロースステーキも提供する。
2時間から利用できる「ショートステイ」は1時間=900円~。チェックインは17時、チェックアウトは10時。