阪急うめだで「ラテンバザール」初開催 個性豊かな雑貨一堂に

会場風景

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 阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階催場で9月6日、スペインやメキシコ、中南米を特集した初の物産展「ラテンバザール」が始まった。

花柄の骸骨など独特の品々が並ぶ

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 陽気なラテン音楽が流れる会場に、明色で彩られた陶器、タイル、小物、スカート、首飾りが並ぶ。骸骨や聖母マリアなど、モチーフも個性的。メキシコで一般的な切り絵の飾り旗や、ボリビア製の伝統楽器「ケーナ」、エクアドル製のパナマハットもある。

 店舗は約20店。商品はスペイン、メキシコ、グアテマラ、ボリビアなど11カ国から集めた。企画した阪急うめだ本店の浦田英昭さんは「ラテンの国々は特色があって面白く、工芸品も色彩豊かで魅力的。意外に都会の暮らしにも合う」と話す。

 会場中央には、上本町のメキシコ料理店「アンボルゾー」がテキーラバーを出張営業する。「テキーラ飲み比べセット」(1,512円)は、副原料なしのテキーラを熟成度別に3種類(「ブランコ」「レポサド」「アネホ」=各15ミリリットル)楽しめる。フードは「タコス」(432円)のみ。三原笑次郎店長は「昔よりラテン文化への理解が深まったと感じる。1994年の開業時はタコスが何か知らない人も多かった」と話す。

 ビーズアート「チャキラ」のブースには、メキシコ先住民ウイチョル族のビーズ作家、アドリアーナ・バウティスタさんが来日。バウティスタさんはビーズ約227万個で装飾したフォルクスワーゲン車の作品でも知られる。蜜蝋を薄く塗り、針でガラスビーズを一粒ずつ固定して作る置物やアクセサリーを販売。伝統的な神の使いや、サボテン、花、太陽、月などがモチーフになっている。

 期間中は、楽団「マリアッチ アガベ」によるメキシコ伝統音楽や、ポルトガル伝統歌謡「ファド」、タンゴ、マリンバ、キューバ音楽などを連日演奏。メキシコ工芸品の魅力や、テキーラの楽しみ方を紹介するミニセミナーも開く。

 営業時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで)。

 9月12日まで。

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