大阪・中之島の「フェスティバルシティ」西棟に6月9日、ホテル「コンラッド大阪」(大阪市北区中之島3)がオープンした。運営はヒルトン(米国・バージニア州)。
「コンラッド」ブランドとして国内2番目、西日本初進出となる同ホテル。最高層の40階にフロントロビーを設け、33階~40階に5タイプの客室計164室を配置。共用部や客室から梅田のビル群や大阪城などが眺められる。
インテリアデザインは橋本夕紀夫デザインスタジオ。モダンシックな様式を基本にした室内には、茶棚と南部鉄器の茶瓶セットを用意するなど、所々に和の要素も取り入れる。床から天井まで高さ約3メートルの大きな窓も特徴。
デラックスルーム以外の宿泊客は、39階のエグゼクティブラウンジ(60席、営業時間=6時30分~22時)を無料で利用できる。朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルなどを提供する。
参考価格は、標準の「デラックスルーム」(50平方メートル)で1泊2人1室=4万5,000円、「エグゼクティブルーム」(66平方メートル)で同=6万3,000円、「コンラッドスイート」(220平方メートル)で同=25万円。
宴会場(広さ225平方メートル)、チャペル、スパ、フィットネスセンター(24時間利用可能、マシン=19種類25台)、屋内プール(20メートル)もある。飲食店は、甲殻類専門レストラン「シーグリル」のほか、「40スカイバー&ラウンジ」「アトモス・ダイニング」「蔵-鉄板焼&寿司」の4店が営業している。
同社アジア太平洋地域 ラグジュアリー部門 運営最高責任者のダニエル・ウェルクさんは「インバウンド旅行者の増加に加え、2019年にはラグビーワールドカップ、2020年には東京オリンピックが控える。これらの機会が当社の成長につながると期待している」と話す。
ヒルトンは世界103カ国に約5000施設のホテルを展開。国内では「ヒルトン東京」「ダブルツリー by ヒルトン那覇」など3ブランド・14施設を運営している。