阪急うめだ本店(大阪市北区角田町)9階の阪急梅田ギャラリーで5月17日、競馬騎手・武豊さんのデビュー30周年を記念した「武豊展」が始まった。
全国7会場の巡回展で大阪が最後。写真パネルや優勝カップなどで30年の軌跡を振り返る。「キタサンブラック」がG1で4勝目を挙げた2017年大阪杯の優勝記念メダルや、「オグリキャップ」「ディープインパクト」の騎乗服(複製)なども飾る。
初日は武さんのトークショーを開催。詰め掛けた約500人を前に「40周年もやりたい。馬にはずっと乗るつもり」と意気込んだ。キタサンブラックの凱旋門賞挑戦については「僕が決めることではない。ただ『この馬より強い馬が世界にいるだろうか』と思った」と話した。
報道陣に「30年で一番のライバルは」と問われると「武豊」と回答。続けて「デムーロとルメールだとどちらが好きか」と問われ、「両方とも友達。騎手としても素晴らしく、彼らの存在があるから、もっと頑張ろう、負けていられないと思える」と笑顔で話した。
武さんは、1969(昭和44)年生まれ。1987(昭和62)年にデビューし、翌1988(昭和63)年に菊花賞でG1を初制覇した。史上最速・最年少での通算勝利記録、日本人騎手初の海外G1制覇、年間200勝突破など数々の記録を持つ。
開催時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで)。入場料は、一般=800円、大学・高校生=600円、中学生以下無料。5月22日まで。