大阪・中之島に建設中のツインタワー「フェスティバルシティ」の西棟が3月31日に完成する。4月17日に街開きを予定している。
竣工する高層ビル「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」(以下、西棟)は、店舗、ホール、美術館、事務所、ホテルで構成。規模は、高さ200メートル、S・SRC・RC造り地下4階地上41階建て、延べ床面積15万1146平方メートル。設計を日建設計、施工を竹中工務店が担当した。
4階には、多目的ホール「中之島会館」(約280席)と、2018年春開館予定の「中之島香雪美術館」を配置。朝日新聞社創業者の村山龍平が収集した古美術を収蔵する「香雪美術館」(神戸市)の分館で、展示面積は約630平方メートル。
最高層の33~40階には6月9日、ヒルトン・ワールドワイド(米国)の最高級ホテル「コンラッド大阪」(計164室、延べ約2万3000平方メートル)が開業する。
地下1~地上2階には、街開きに合わせて17店(店舗面積約2200平方メートル)がオープンし、東棟と合わせて計49店が集まる商業施設「フェスティバルプラザ」(同約6600平方メートル)として全面開業する。新店は、西日本初の2店、大阪初の1店を含む17店。うち焼き肉、鉄板料理、江戸前ずし、日本料理、ベーカリー、ラーメンなど飲食が13店。ほかに基礎化粧品やファッションの店が出店する。
店名は、2階=「焼肉トラジ」「響」「ROAST」「鮨 美寿志」「福吉兆」、1階=「イソップ」「フィフス シーズン」「和光」「MAGATAMA」「ドリップ エックス カフェ」、地下1階=「ブーランジェリー・ア・ビアント」「レッド ブリックス」「スパイス&ハーブ スーパー“ドライ”」「ラーメンzikon而今」「エルコ」「藤よし」「ファミマ!!」。
基本的な営業時間は、物販=10時~20時、飲食=11時~23時。