阪神本線・福島駅近くに今秋、簡易型ホテル「(仮称)ファーストキャビン阪神西梅田」が開業する。今月に着工を予定している。運営は阪神電気鉄道(大阪市福島区)。
カプセルホテルを大型にしたような空間「キャビン」に寝泊まりする同ホテル。ファーストキャビン(東京都千代田区)が2009年に1号店「御堂筋難波」を開業し、現在は東京5施設、京都1施設、大阪1施設、福岡1施設を展開している。旅館業法上は簡易宿所の位置付け。4000~7000円の価格帯と快適性を強みにしている。
新施設は阪神電鉄がFCとなって運営する大阪・キタ初のファーストキャビンブランド。建設場所は旧線路跡地の現況駐車場で、延べ床面積は約1500平方メートル。1階を女性専用、2階を男性専用にする。
飛行機に見立てた客室は全てシングルで、計147室(男性用=92室、女性用=55室)。内訳は「ファーストクラス」(4.41平方メートル)が43室、「ビジネスクラス」(2.52平方メートル)が104室。夜間はバーとなるカフェも併設している。
若年層を中心に、ビジネス客や観光客の利用を見込む。
ファーストキャビンは、今年2~4月に東京2施設、大阪1施設(関西空港)、長崎1施設をオープン予定。