阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)9階阪急梅田ギャラリーで12月14日、「フィンランド・デザイン展」が始まった。
独立100周年を迎えるフィンランド。現在までの歴史を「礎」「完成」「異才たち」「飛躍」「いま」の5つに分け、食器や家具、テキスタイルなどを展示する。東京に次ぎ、国内で2度目の開催。
「アームチェア41 パイミオ」は、フィンランドのデザイナー、アルヴァ・アアルトが1933年に制作した椅子。フィンランド産の木材を独特の技術により曲げている。1963年に制作された「ボール・チェア」は、同国のデザイナー、エーロ・アールニオの作品。実際に座ることができる体験コーナーを設ける。
「マリメッコ」は、ケシの花をデザインした代表作「ウニッコ」などのテキスタイルを展示。同ブランドでテキスタイルデザイナーを務めた石本藤雄さんの作品も。陶芸家でもあった石本さんは、自然風景や植物を陶器で表現している。
そのほか、日本でも人気のある「イッタラ」「アラビア」の陶器や、家具などを展示する。同店広報の廣内有里枝さんは「フィンランドのデザインは色使いや素材など、どこか温かみがある。会場で体感してほしい」と語る。
開催時間は10時~20時(金曜・土曜、12月18日~24日は21時まで、最終日は18時まで)。入場料は、一般=800円、大学生・高校生・中学生=600円、小学生以下無料。今月26日まで。