グランフロント大阪(大阪市北区大深町)のLIXILショールーム大阪で8月30日、「泥だんご」の美しさを競う関西地区予選大会が開かれた。11月に開かれる全国大会の出場者が決まった。
住宅設備メーカーのLIXIL(東京都千代田区)が2008年に始めた同イベントは今回で9回目。北海道から九州まで全国9地区で行う予選会などで代表を選び、愛知県常滑市の全国大会に招待する。
関西地区予選には6歳~50代の計20人が参加した。参加者は、真剣な面持ちで泥だんごを削り、7色の「化粧泥」で色を付け、表面を磨いて直径5.5センチ程の光沢ある球体に仕上げた。
参加者の投票で優勝したのは、泥だんご作りは初めてという兵庫県西宮市の戸田謙信くん(10)。紺青色の球面に青、赤、黄褐色の点を散らし、作品に「宇宙」と名付けた。戸田くんは「楽しかった。全国大会では、今回より光るようにきれいに磨きたい。できれば優勝したい」と意気込んだ。
本大会は愛知県常滑市で11月27日に開かれ、約30人の中から優勝1人、優秀賞2人が選ばれる。
同ショールームでは、泥だんごの体験教室を年に2~3回程度、不定期に開催している。