阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)9階の「祝祭広場」で11月18日、「スペシャルティコーヒー」を集めた試飲・販売イベントが始まった。
米国の新潮流「サードウェーブコーヒー」を背景に関心が高まっている「スペシャルティコーヒー」。初開催の同イベントでは、取扱量が国内全体の5~6%という高品質で希少な豆約60種類を販売、そのほとんどを店頭で試飲できる。
出店しているのは、コーヒー専門店の「ウニール」「UCC 上島珈琲」「HIROコーヒー」と、関西のコーヒー豆自家焙煎店「カフェマンナ」「ヒロフミフジタ」。11月21日~23日には「サーカスコーヒー」が加わる。ウニールやHIROコーヒーでは入れたてのコーヒーも販売。期間中、「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ」で2015年3位、2014年準優勝の受賞歴を持つウニールのヘッドバリスタ、山本知子さんも店に立つ。
大階段の前にはガラスぶたを開けてコーヒー豆の香りを比べるコーナーも。「香りをヒントに、店へ向かうのも楽しみ方の一つ」と阪急阪神百貨店マーケティング4部の岡山明美さん。会場に掲示している「風味シート」も、コーヒーの深い味わいを一般の人に楽しんでもらうための一工夫。コーヒー専門店3社の仕入れ担当者と独自に作成したもので、コーヒーから感じられる風味を「レモン」「ストロベリー」などの表現で15分類している。
そのほか、「UCCコーヒー博物館」(神戸市)の協力で、コーヒーの歴史や文化、生産過程を分かりやすく解説した展示コーナーもあり、コーヒー豆を運ぶ麻袋に記された情報や、生豆から不良品をえり分ける鑑定方法などを知ることができる。
開催時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで)。今月23日まで。