阪急うめだ本店（大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381）9階、阪急うめだギャラリーで4月15日、写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き」が始まった。

限定マスキングテープ

　NHK BSプレミアムの番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」をもとにした同展。番組収録の傍ら、約3年にわたって撮りためた作品から209点を厳選し、全国に先駆けて公開する。

　1950（昭和25）年、東京に生まれた岩合さんは、19歳のときに動物写真家であった父の助手としてガラパゴス諸島を訪れ、自然の驚異に感動。自らも動物写真家を志した。独特の感性で切り取る身近な動物たちの姿が高い人気を得ており、昨年9月に同所で開催した「岩合光昭写真展　ねこ」では、2週間で約7万人が来場した。

　今回は岩合さんが番組で訪れたイスタンブール、パリ、ベルギー、ノルウェー、シチリアなど15地域に分けて展示ブースを設け、来場者がその足跡を追体験できるように工夫している。各作品の下には、岩合さんが解釈した猫の気持ちなどもキャプションとして添えられており、画を見て和み、解説を読んで笑う、というのも楽しみ方の一つ。

　企画したクレヴィス（東京都渋谷区）の企画営業部、齊藤鉄平さんは「動物の一瞬を捉えるのが岩合さんの真骨頂。優しい顔や面白い顔を、『猫ってこんな表情をするんだ』と楽しんでほしい」と話す。

　期間中は会場前のグッズショップで、岩合さんの写真を印刷したマスキングテープや、ノート、クリアファイルなどの限定グッズも販売する。

　入場料は、一般＝600円、大学・高校生＝400円、中学生以下無料。開催時間は10時～20時（金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで）。5月11日まで。