JR大阪駅の商業施設「ルクア イーレ」が4月2日にグランドオープンを迎えた。
オープニングセレモニーで、JR西日本SC開発の山口正人社長とジェイアール西日本伊勢丹の瀬良知也社長がテープカットを行った。当日は早朝から多くの客が詰め掛けたため、予定を45分早めて開館した。
山口社長は開業前のあいさつで「これまでルクアや専門店になじんできた方にはisetanショップと、百貨店になじんできた方には多彩な専門店と交わってほしい。東館を含めて360店の他にはないラインアップ・品ぞろえで、ライフスタイルやさまざまなシーンで最適な提案をしたい」と抱負を語った。
開店前に約2000人が列をなし、中には朝5時から並び始めた人も。9時15分の開館から10時までに約6000人が入館した。
中でも2時間以上待ちの入店制限がかかった「ディズニーストア」は、施設の外に待機所を設け、そこから順次一定人数を誘導するという混雑ぶり。神戸市から来たという女性(39)は、「ルクア大阪店でしか手に入らない『ツムツム』のセットを買いにきた。2時間くらいなら待つつもり」と話した。
そのほか、2階の「マックスブレナー チョコレートバー」「キキ&ララ」「ヒトツブ カンロ」、3階の「アパルトモン ストゥディオ」、地下1階の「サラベス」、地下2階の「肉びすとろ 熟 Jyuku」にも長い行列ができていた。
初年度はルクア、ルクア イーレを合わせて売上高770億円、来場者数7000万人を目指す。なお、既存の東館「ルクア」の売上高実績は、初年度(2011年5月~12年3月)が340億円、12年度が357億円、13年度・14年度が346億円だった。