大阪市立生涯学習センター（大阪市北区梅田1、大阪駅前第2ビル、TEL 06-6345-5000）で7月19日、涙活（るいかつ）イベント「笑い泣き＠大阪」が開催される。

　「涙活」とは、「能動的に涙を流すことによって心のデトックスを図る活動」のことで、離婚式プランナーの寺井広樹さんが提唱。寺井さんはこれまで涙活に関する著書やイベントを企画している。

離婚式で過去のスライドショーを見て振り返る際、号泣する男性が泣いた後にスッキリする様子を見て自身も能動的に泣いて見たところスッキリしたといい、身近な人に聞くと「泣きたくても泣く場所がない」などの意見が多かったことから、「思いっきり泣ける場所を提供したい」とイベントを企画した。

　昨年1月から月に2～3回、東京で定期的にイベントを開催。30代～40代を中心に20代～80代と参加者は幅広く、「ほとんどの人は1人で参加している」という。「関西から参加する方も増えてきた」ことから今回初めて大阪で開催する。

　イベントでは、涙ソムリエ・嵯峨崇司さんによる泣ける詩の朗読や、泣石家芭蕉（なかしやばしょう）さんによる泣ける人情噺「泣語（なくご）」の披露、海外の泣けるCMやショートムービーの上映などを展開。

　イベント内では、泣き顔を見せ合って交流する時間「涙友タイム」を設けており、「涙友タイムを目当てに参加されるリピーターもいらっしゃる」と寺井さん。「同じ涙でも感動の涙、共感の涙がいいとされている。涙をシェアすることで共感力がアップしていると実感している」と話す。

　「脳生理学者で医師の有田秀穂さんの研究でも、たくさん涙を流すほどストレスが解消し、心の混乱や怒り、敵意も改善することが研究で分かっているといわれている。ストレスがたまった週末に号泣してもらいたい」と参加を呼び掛ける。

　開催時間は19時～20時30分。参加無料。申し込みはホームページで受け付ける。