新梅田シティ(大阪市北区大淀中、TEL 06-6440-3999)南側に位置する「中自然の森」で6月13日、ゲンジボタルが放流された。
直径70メートル、面積3800平方メートルの滝とせせらぎに囲まれた森に約50種2100本の樹木が植えられている「中自然の森」。昼間はさまざまな鳥、昆虫が見られ、夜はカエルの鳴き声が響く森で、ホタルが幻想的な光を放っている。同所でのホタルの放流は今年で21回目を迎えた。
同所では産卵促進を目的に毎年、幼虫と成虫を放流。定期的な水質管理や餌となる水草やコケ、カワニナを入れるなど、ホタルが生育する環境を維持している。4月には幼虫を放流し、同所で羽化。ここ数年は、成虫を放流する前に新梅田シティ生まれのホタルも見られるようになった。
ホタルは数回に分けて約2000匹を放流する予定で、1回目を13日に放流。初日とあって会場近くでは多くの人が暗くなるのを待っていたが、19時ごろには大雨に。雨や風の強い日は葉の下に隠れて見ることができないが、その後、雨はやみ、20時ごろには多くのホタルが舞い始め来場者を楽しませていた。森の中は広くはないため入場待ちの列ができていた。
鑑賞時間は日没~22時。見頃は20時以降。入場無料。今月22日ごろまで。