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阪急うめだ本店で「キューティー&ボクサー」二人展-ボクシング・ペインティング披露

展覧会会場

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 阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)9階阪急うめだギャラリーで5月14日、「キューティー&ボクサー 篠原有司男 乃り子2人展」が始まった。

プレイベントで披露したボクシング・ペインティング

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 第86回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた映画「キューティー&ボクサー」に登場するアーティスト・篠原有司男(うしお)さん、乃り子さん夫妻の二人展。1932(昭和7)年生まれの有司男さんは1969(昭和44)年に渡米し、ニューヨークで制作を続ける前衛アーティストで、絵の具や墨汁を含ませたボクシンググローブを壁に貼った紙にたたきつける「ボクシング・ペインティング」で有名になった。1953(昭和28)年生まれの乃り子さんは1972(昭和47)年に美術を学びに渡米。半年後に有司男さんと出会い結婚、出産した。

 同展では、有司男さんの彫刻、シルクスクリーン、ボクシング・ペインティング30点、乃り子さん自身の分身である「キューティー」シリーズの水彩、油彩作品、映画作品にも登場する「キューティー大作絵巻」など32点を展示。

 前日に行われたプレイベントでは、有司男さんのライブペインティングを開催。集まった200人を前にボクシンググローブに墨汁を染み込ませ、ボクシング・ペインティングを披露した。ボクシング・ペインティングを始めたきっかけについて、有司男さんは「1960年代はアクションペインティングが流行(はや)っていて、その中で何をやろうかと考えてやった。作品にテーマはなく、ボクシングをしたこともない」と話す。日本人で初めてモヒカン刈りにしたことについては、「これを売り込もうと新聞社を回った。でも恥ずかしいから帽子をかぶっていた」と笑う。

 今月17日・18日の14時から、トークイベント&サイン会を開催。「(会場を)うろうろしてるから、何か面白い話をしてよ。日本のね」と有司男さん。

 開催時間は10時~20時(金曜・土曜は21時まで、最終日は18時まで)。入場無料。今月19日まで。

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