大阪神ビルと新阪急ビルの施工計画が決定-前倒しで2022年竣工

「梅田1丁目1番地計画ビル」(仮称)完成イメージ

「梅田1丁目1番地計画ビル」(仮称)完成イメージ

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 阪神電気鉄道と阪急電鉄は3月26日、阪神梅田本店の入居する大阪神ビルディング(大阪市北区梅田1)と市道を挟んだ南側の新阪急ビルを一体化し建て替える「梅田1丁目1番地計画」の工事施行計画を決定し、竣工時期を1年前倒しして2022年にすると発表した。

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 両ビルの間にある市道上空部分をつなげ一体化する同計画。ビルは地下3階~地上38階、敷地面積は約1万2200平方メートルに計画を変更した。延べ床面積は約25万7000平方メートルと倍増するが、阪神梅田本店の延べ床面積は約10万平方メートルと、現在と同程度にとどめる。百貨店ゾーンは地下2階~地上9階、11階~38階はオフィスゾーンとし、11階にはスカイロビーとカンファレンスゾーンを整備する。

 工事は東西を2工区に分け、1期、2期の2段階で施工。準備工事のため、阪神梅田本店地下1階通路の「ふるさと名産」は今月29日、新阪急ビル地下の「花の新阪急八番街」と阪神梅田本店地下2階の「フードテリア」は今月31日で営業を終了。2014年秋ごろには新阪急ビルの解体工事に着手、百貨店部分は売り場縮小工事を順次進め、2015年春ごろには大阪神ビルディング東側の解体工事に着手する予定。2018年春ごろに新阪急ビルと大阪神ビルディング東側部分の1期棟が竣工し、阪神梅田本店の1期棟がオープンする。

 同時期から2期工事となる大阪神ビルディング西側の解体工事に着手し、2021年秋ごろに2期棟を竣工。阪神梅田本店を全面開業し、2022年春ごろにオフィス部分を開業する。

 投資総額は2社計約900億円に加え、エイチ・ツー・オーリテイリングが約450億円を投じる。

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