三井不動産は3月11日、「淀屋橋地区第一種市街地再開発事業」(大阪市中央区今橋4)で進めている商業施設の名称を「淀屋橋odona(オドナ)」と決定し、5月30日にオープンすると発表した。
「odona」は、「『驚き』と『大人』から発想した造語」(同社)で、「都心で働く大人たちに驚きのあるスタイルを提案」することを目指すという。メーンターゲットは周辺に勤務するビジネスマンと、仕事で周辺地区を訪れるビジネスマン。淀屋橋はオフィスビルが集中するオフィス街だが、最近は周辺地区にマンションが増えており、都心エリア在住者もターゲットに据えているという。
ファッションセレクトショップでは、「DRESSTERIOR」(ドレステリア)や「JOUNAL STANDARD L’essage/JOUNAL STANDARD TRISECT」(ジャーナルスタンダードレサージュ/ジャーナルスタンダードトライセクト)などの人気店が出店。ファッション雑貨では、日本初出店となるバッグ店「CI-VA」(チーバ)、ジュエリー・アクセサリーを扱う「The Show Case by LA FERIA」など。ほかにもコンビニエンスストアや書店、コスメなど20の物販店が出店する。
飲食店はイタリア料理「ウ・ポンテベッキオ」やスペイン料理「ファロ デル ポニエンテ」など「地元関西の名店」を中心に12店をそろえる。「オフィスワーカーの利用を中心に店舗を選んだ」(同)という。
同事業では、16階建てビル2棟を開発。1棟は三井不動産とともに同事業に参画している三井住友海上火災保険の関西地区拠点ビルに、もう1棟は賃貸オフィスビルになり、「淀屋橋odona」は2棟の地下1階から地上2階部分を一体で使う。約4,709平方メートルの規模で、ファッション、飲食店など32店を誘致。御堂筋に面し、大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」と直結する。