文化と教育の面から日本とヨーロッパの絆を深めることを目的に開催する「第20回大阪ヨーロッパ映画祭」のメーンイベントが11月13日より、阪急うめだホール(大阪市北区角田町、阪急うめだ本店9階)、エルセラーンホール(堂島1、ホテルエルセラーン大阪内)などで開催される。
未公開映画の上映や特別上映などを企画し、1994年の第1回からヨーロッパ映画を紹介する同映画祭。アジアで最新のヨーロッパ映画を披露するイベントとして定着し、昨年は関連イベントも含め約5万人が来場した。
今年は約500本の作品の中から「社会を映し出す強いメッセージを持ち芸術性の高い作品」(広報担当の上林美香さん)を選び、関西初上映5本を含む24作品を上映。13本の作品を上映する「ヨーロッパ最新映画初上映」は例年1会場での上映だが今年は20周年を記念し2会場で開催。今月15日~18日に「阪急うめだホール」、22日~25日に「エルセラーンホール」で上映する。過去の同祭で初公開されたドキュメンタリー、アニメ、歴史映画など多彩な作品を上映する「アンコール上映」も展開。
関連イベントでは今月13日~19日、阪急うめだ本店9階祝祭広場でアルファロメオ「ジュリエッタ」など、イタリアを代表する名車を展示。フランスパンやギリシャから直輸入したオリーブペースト、ワインなどヨーロッパの食文化と雑貨を紹介する「ヨーロピアン・マルシェ」も展開する。同会場では映画祭20周年と同店グランドオープン1周年を記念し、大阪フィルハーモニー交響楽団メンバーによる映画音楽の演奏も披露。20日・21日には「懐かしの名画特集」として、「山猫」「自転車泥棒」「ウエスタン」の3作品を「阪急うめだホール」で上映する。鑑賞料は1回500円。今月23日には、ゲストで来日する監督やアーティストと参加者が交流できる20周年記念の「アニバーサリーパーティー」(4,500円)も開催。
「映画はニュースではわからない文化背景や人々の心情を描いている。まだまだ知られていないヨーロッパの多様性を楽しめる当映画祭にお越しいただければ」と上林さん。
ヨーロッパ最新映画初上映、アンコール上映は、指定席1回券=1,500円、自由席1回券=1,200円、自由席3回券=3,500円。