クリエーター支援施設「クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町」(大阪市北区扇町2)が8月20日、大阪のクリエーティブ情報を発信するウェブサイト「GCGC(ガチャガチャ)」を開設した。
メビック扇町は2003年5月に大阪市経済局が設置、大阪市都市型産業振興センターが運営するクリエーター支援施設。約10年間で3000社以上のクリエーティブ関連事業所を訪問し、大阪で活動するクリエーター同士のネットワークを構築している。
2012年度までは、大阪市内で開催されるクリエーティブ関連のイベント情報を発信するウェブサイト「クリエイティブストリームオオサカ」を運営していたが、昨今ではSNSなどで個人での広報やPR活動が容易になり、「主催者の自主投稿による情報の広報支援という当初の目的をある程度果たした」ことから、サイトのリニューアルを決めたという。
同施設では、これまでに培ってきたクリエーターネットワークを生かし、「大阪の現役クリエーターが独自の視点や切り口でセレクトした、クリエーティブ都市大阪の面白さを全国に発信するサイト」をコンセプトにリニューアル。「面白い街はガチャガチャしている」と、「GCGC」と記して「ガチャガチャ」と読むサイト名を付けた。
編集は、グラフィックデザイン、編集ライティング、空間デザインなどで活躍する7人のメンバーが行い、メンバーが見つけた「面白いイベント」「面白い場所」「面白いクリエーターやモノ」の情報を発信。大阪で行われているクリエーティブ関連の情報やリリースも随時受け付け、月1回の編集会議やメーリングリストで意見交換を行い、週1回程度の更新を予定する。
メビック扇町の松井仁子さんは「大阪では、あちらこちらでクリエーティブなものごとが次々と生まれている。『GCGC』を通して、クリエーティブで面白い街、大阪の魅力を全国に発信していければ」と話す。クリエーティブ関連の活動や情報はdesk@gcgc.jpで受け付ける。