阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)9階阪急うめだギャラリーで5月15日、ティファニーのアーカイブジュエリー展「輝かしき伝説 いま明かされるティファニーの秘宝」が始まった。
エリザベス・テイラーさんが身に着けていた「フルール ドゥ メール ブローチ」
1837年創業のティファニーが世界で広く知られるようになった歴史を4つのテーマで紹介する同展。「Legacy of Diamond(ダイヤモンドの伝説)」では、1887年にフランス王室の宝飾品の3分の1を購入した際に取得したエメラルドとダイヤモンドのブローチや、19世紀に人気のあったリボンモチーフのブローチなどを展示。「Inspired by Nature(自然からのインスピレーション)」では、1889年のパリ万国博覧会に出品したランをかたどったブローチなどを展示する。
会場中央の「New York Glamour(ティファニーが体現するニューヨークの魅力)」では、社交界の人々が身に着けていたジュエリーを展示。ジーン・シュランバーゼのデザインによる「フルール ドゥ メール ブローチ」は、ハリウッド女優・エリザベス・テイラーさんがよく身に着けていたもので、テイラーさんの没後、同社が買い戻しアーカイブの一部に加えられた。
「Trophies(スポーツトロフィー)」には、同社の職人が手掛けたイギリスのレース用に制作されたサラブレッド競馬トロフィーやワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の優勝トロフィー、オリンピックメダルなどを展示する。
14日に行われたレセプションパーティーには、女優の大地真央さん、柔道家の野村忠宏さんが登場。ホワイトダイヤモンドとイエローダイヤモンド合計100カラット、約6億8,000万円のブレスレット、リング、ネックレスを身にまとった大地さんは「緊張しています。特別感がありますね」、野村さんは「華やかな世界もたまにはいいですね」などと話した。
「一点ごとに歴史的価値とストーリーがあり、そこからインスパイアされた今の作品がある。背景を知って今の作品を見ていただくと見方が変わる」とティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクの中山朋子さん。「西日本ではほとんどの作品が初展示。個人のために作ったものなど本店にも飾らない貴重な作品で、この規模で見られるのはこれが最後かも」と話す。
入場無料。営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。今月20日まで。