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北浜の画廊喫茶で来場者が描く絵画展-「ネコがいる」最後の晩餐テーマに

パロディー版「最後の晩餐」の制作に参加する来場者

パロディー版「最後の晩餐」の制作に参加する来場者

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 北浜の「画廊喫茶 フレイムハウス」(大阪市中央区淡路町1)で5月1日より、来場者も一緒に作品を完成させる共同制作展「猫の手、借ります。~みんなで描く、猫がいる名作~」が開催されている。

1作目の「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」の模写

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 画家の柿坂万作さんがマスターを務める同店。大正末期をイメージした店内には、柿坂さんが描いた模写などの作品を展示し、絵を見ながらお酒が飲めるカフェバー兼ギャラリーとして営業している。同店では、ランチ、バータイムの営業のほか月4~5回デッサン教室を開き、4歳~60歳代まで、幅広い人がデッサンを習っている。

 共同制作を始めたのは昨年7月。柿坂さんが「壁の広さを見て、いっぱいいっぱい使って何かを描きたい」と思ったのがきっかけで、ゴーギャンが好きな画家仲間から「『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』ならほぼ原寸で描ける」と言われ、「原寸大でできるのは楽しい」と制作を開始。柿坂さんが下絵を描き、バータイムの利用客らが店に用意されたパステルで色を塗ったり好きな絵を描き足したりして今年3月に仕上げた。

 2作目となる今回は、柿坂さんが最初に描きたかったというレオナルド・ダ・ヴィンチの名作「最後の晩餐」の模写。大阪市内を中心に21ギャラリーが猫をテーマに合同開催する猫まつりイベント「ねこふん~猫ふんじゃったなギャラリーたち」に参加するため、「最後の晩餐」にネコを加えるパロディー版を制作している。バーの利用者は絵画初心者が多いが、「店に来た人はなんやかんや描いていく」という。

 飲みながら制作に参加した松村武志さんは「久しぶりにクレパスで絵を描いた。色を重ねると絵の具で混ぜるのと違う色が出て楽しい」と、店に来るたびに描いているという。柿坂さんは「5月中には完成させたいので描きに来てもらいたい」と参加を呼び掛ける。

 作品サイズは182センチ×364センチ。営業時間は、ランチタイム=11時30分~15時、バータイム=18時~23時30分(日曜は20時まで)。作品完成まで。

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