北新地の早春の風物詩「堂島薬師堂 節分お水汲み祭り」

仮装した北新地の女性「お化け」も、隊列に参加した

仮装した北新地の女性「お化け」も、隊列に参加した

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 大阪・北新地一帯で2月1日、「堂島薬師堂 お水汲(く)み祭り」が開かれた。

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 同祭事は、江戸時代から曽根崎新地の伝統行事である「節分祭」と、地域活性化の一環として2004年に復活した「堂島薬師堂お水汲み祭り」が一つになったもので、2005年の統合後から数えて4回目の開催。北新地の早春の風物詩として定着しつつある。この日は、鬼追いで1年の厄を払い、お香水(こうずい)をくみ清め福を授かる。

 当日、堂島薬師堂内での節分法要とお水汲み祭事、北新地の芸妓衆による奉納舞の後、堂島薬師堂に祭られている弁財天の化身とされる龍が、街を清めるため薬師寺の僧侶らと北新地一帯の巡行に出発。隊列には、通常とは違う装いの「お化け」と呼ばれる北新地の女性らも加わり、祭りに華を添えた。巡行途中の新地本通では、俳優の藤田まことさんの音頭で「大阪手打ち」が行われ、水都大阪の再生、商売繁盛などを願った。

 「鬼追い」では、奈良薬師寺僧侶、鬼、福男など鬼の一行が、法螺(ほら)貝やドラを鳴らしながら北新地を練り歩き、鬼が叫び声を上げながら各店を訪れると、店内の客や従業員らは鬼をめがけて豆を投げつけ、厄を払った。

法螺(ほら)貝を鳴らしながら夜の北新地を歩く、鬼の一行(関連画像)

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