リジカーレン(大阪市北区)は5月11日、天満に「串カツ酒場 天五店」(池田町7、TEL 06-6354-2245)をオープンした。
2009年12月、1号店となる福島本店をオープンした同社。飲食チェーンの新業態を担当していた大橋孝朗さんが「2~3年ごとに流行(はや)りものに業態変更していくシステマチックなチェーン店に嫌気がさした」と独立。オリジナリティーを大切にしながらも大阪の文化の中で長く営業していきたいと串カツ店をオープンした。
「串カツを揚げたこともないし、あまり食べに行ったこともなかった」という大橋さん。「揚げパンのようにしたら面白いのでは」と、パンの焼き方を研究しレシピに取り入れた。「食感を大事にし、味が染み込んでおいしいものを目指した」といい、ソースも濃厚なオリジナルソース、バジルソース、サルサソースなどを開発した。
5店舗目となる天五店は「ヨーロッパの人が見た新世界」をコンセプトに、約8坪に18席を設ける。メニューは、「特選和牛サーロイン串」、岩塩をもみ込んだ「塩 和牛サーロイン串」(以上150円)、「イベリコ豚串」(250円)のほか、鶏や魚介、創作串もそろえる。野菜串では、「インカの目覚め」や「ロマネスク」「キャンディーミニトマト」など、珍しい野菜を使った串も季節に合わせて提供する。
30代女性をターゲットに据える同店では、赤ワイン10種類、白ワイン8種類(390円~590円)を提供。「ワイン好きの女性など、既存店でも来店客の6割は女性」という。想定客単価は2,500円。「天満のにぎやかな感じを味わってもらいたい」と話す。
営業時間は17時~24時。