阪神梅田本店（大阪市北区梅田1、TEL 06-6345-1201）8階催場で5月16日、沖縄本土復帰40周年記念「阪神のめんそーれ沖縄 味と技展」が始まった。

同催事のために開発した「沖縄そば」

　「食べて、飲んで、見て、聴いて…。沖縄のヒトとモノに出会う。」をテーマに、78店が出店する同催事。今年が沖縄本土復帰40年にあたることから、初お披露目の商品や県外初出店店舗などをそろえた。

　那覇の有名店「ゆんたくすば 御殿山（うどぅんやま）」、細麺で定評のある「玉家」など、県内の有名そば店18店が昨年結成した「沖縄そば発展継承の会」は、同催事のために開発したこだわりの「沖縄そば」（840円）をイートインで提供。豚だしとかつおだしをブレンドしたスープに、木炭のあくをつなぎに使ったもっちりした麺、軟骨ソーキと三枚肉をのせた。

　琉球宮廷菓子「謝花（じゃはな）きっぱん店」は県外初出店。約300年前、中国から沖縄に伝えられたといわれる琉球王朝伝統の「冬瓜（トウガン）漬」（150グラム＝851円）は、現在県内でも同店しか製造販売していない希少な商品で、プレーンのほかに「ショウガ」「ココナツ」「黒豆きなこ」「シナモン」のバリエーションもそろえる。ちんすこう発祥の店「新垣菓子店」も出店する。

　来春、新石垣島空港が開港することから石垣島の特産品も特集。今秋映画化されることで話題の「辺銀（ぺんぎん）食堂」が初出店。イートインコーナーでは石垣島ラー油を使った「石ラータンタンつけすばセット」（1,260円）を提供。「石垣島ラー油」は各日限定150個で、初日は朝から行列ができた。

　会場内にはイートスタンドも設置し、「オリオン樽生ビール」（391円）も販売。ステージで毎日開催するライブやトークショーを見ながら、ビールと食事を楽しむことができる。ほかにも「あげパン工房Antoshimo」やアイスクリーム「ブルーシール」、ラフテー、サーターアンダギー、フレッシュフルーツ、泡盛など特産品が並ぶ。食品以外にも、かりゆしウエア、ポロシャツ風の「ポロゆし」、琉球ガラス、三線などの工芸品や雑貨も販売する。

　併せて、「沖縄今昔物語」と題したパネル展も開催。戦前・終戦直後の写真を集め、ほぼ同じ場所、同じアングルで現在の風景を撮影し対にして展示する。

　営業時間は10時～20時（最終日は17時まで）。今月22日まで。