4月13日に移転オープンする「梅田クラブクアトロ」(大阪市北区太融寺町、プラザ梅田10階、TEL 06-6311-8111)の内覧会が11日行われ、報道陣と関係者に公開された。
2011年9月30日、心斎橋パルコの閉店に伴い営業終了した「心斎橋クラブクアトロ」から移転オープンする同店。梅田ピカデリー1跡に同規模で開業する。
エレベーター前には、心斎橋クラブクアトロから移設した鉄製のロゴ看板を設置。店内の随所にレンガタイルや楽屋のアーティストサインなども移設し、クアトロの伝統を継承する。ホワイエには黒を基調としたバーカウンターを設置し、ライブ終了後も「余韻を楽しめる」バーとして営業。ホスピタリティ面では、コインロッカーの設置、トイレ数の増加、喫煙室の設置などを挙げる。喫煙室の壁面は元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎さんがペインティングした。
客席は、ステージ前の立ち見席、映画館の椅子を再利用した20席のシート席、PAブース後ろの立ち見席をひな段状に設置し、どの位置からでも見やすいように工夫した。オールスタンディングライブや椅子席で鑑賞する公演、講演会やパーティーなどさまざまなジャンルに対応する。
内覧会で登壇したパルコ執行役の山崎浩一さんは「心斎橋は1991年から20年間営業してきたが、営業終了発表後多数ラブコールがあり大阪は外せない地だと感じた」といい、「最後にオープンしたのが2001年の広島なので10年ぶりのオープン。さまざまな工夫を施し、一番いい形になった」と自信を見せる。「梅田に立地することから広域から動員でき、連続公演も可能。大阪の皆さんに愛されるよう展開していきたい」と話す。
13日にはEGO-WRAPPIN’によるこけら落とし公演が予定されている。