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JR西、大阪駅西側で大規模開発 新ホームと高架下整備、南北に高層ビル2棟

計画地の位置図

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 JR西日本(大阪市北区)は2020年~2027年春、大阪駅の西側で大規模開発を進める。大阪環状線のホームを西側に延長し、その高架下に改札口や商業ゾーンを整備する。南北には高層ビル2棟を建設して貫通通路でつなぐ。

新駅ビルの外観イメージ

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 大阪環状線ホームの混雑緩和を図る目的で、西側にホームを延長する。新たなホームの高架下には新改札口(2023年春に一部開設)を整備するほか、周辺延べ7000平方メートルに商業ゾーン(店舗面積3000平方メートル)とバスターミナルを新設する。

 新改札口の開設までに、既存の商業施設「梅三小路」「アルビ アウトドア」は閉館する。

 計画地の北側には、新改札口に隣接して駅ビルを建設する。オフィスのほか、中層部に商業ゾーンを展開し、低層部には広場空間を設ける。規模は、高さ120メートル、地下1階地上23階建て、延べ5万9000平方メートル。着工は2021年春、開業は2024年秋を予定する。事業者は大阪ターミナルビル(北区)。

 旧大阪中央郵便局跡を含む南側(敷地面積1万2920平方メートル)では「(仮称)梅田3丁目計画」が始動。高さ約188メートルと、梅田スカイビル(同173メートル)より高い高層ビル(地下3階地上39階塔屋2階建て)が計画されている。構成は、商業、劇場、ホテル、オフィス。事業者は日本郵便(東京都千代田区)、JR西日本ほか2社。着工は来年9月、完工は2024年3月を予定する。

 同ビルの商業施設(地下1階~地上6階、延べ1万6000平方メートル)には、中心部に4層吹き抜けのアトリウムを設置。劇場(5階~8階)は約1200席で、MBSメディアホールディングス(北区)が運営する。「新たな関西文化の発信と創出に寄与する劇場」になるという。そのほか、高層部(29階~38階)に客室約400室、低層部(7階~8階)にバンケット施設を備えたラグジュアリーホテルもオープンする。

 2棟の高層ビルの間には、鉄道高架下を南北に貫通する通路を整備し、新改札口と直結させる。2027年春まで順次、高架下商業ゾーンやバスターミナルが開業する。

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