梅田スカイビル(大阪市北区大淀中1)下の広場「ワンダースクエア」で日本とメキシコの文化交流を目的とした「フィエスタ・メヒカナ大阪2015」が開催されている。
今年で19回目を迎える同イベント。昨年度は3日間で延べ約2万5000人が来場し、今回も同程度の来場者数を見込む。メキシコの料理や飲み物、民芸品を販売する屋台が並ぶほか、来日した音楽団や舞踊団が本場の歌や踊りを披露して会場を盛り上げる。
12日の見どころは、12時と19時に登場するマリアッチ「アガベ」。マリアッチは7~12人程度で編成するメキシコの伝統的な楽団で、2011年11月にはユネスコ無形文化遺産に登録された。ハリスコ州グアダラハラで結成されたアガベは国際的に活躍するベテランバンドで、今年は2年ぶりの来阪となる。
ステージではほかにも「エミリオ・モラレス」「ホセ・北尾&ボラチョス」の演奏や、「コルツィン民族舞踊団」「グァナファト民族舞踊団」による民族舞踊など、明日までに20を超えるステージプログラムを繰り広げる予定。
飲食では、世界有数のビール大国、メキシコを代表する「コロナ」、スペイン語で太陽を意味する「ソル」をはじめ、日本では東京や横浜でしか販売されていない珍しい「ティファナ」も手に入る。フードは、おなじみのタコス(500円)に加え、ブリトー(700円)、ナチョス(500円)、タマレス(500円)などが揃う。
会場の一角には、陶器や民芸品、民族衣装、アクセサリーなどを販売する屋台も設営。メキシコプロレス「ルチャリブレ」を象徴する陽気な覆面も扱っている。
2003年に映画「フリーダ」を観た帰りに偶然立ち寄ったのをきっかけに、同祭のボランティアに加わった伊藤文男さんは「祭りの盛り上がりが最高潮に達するのは、12日20時に始まる『ラテンパーティー』。これを知らずして、このイベントは語れない。ぜひ遊びに来て」と話す。
開催時間は12時~21時(最終日は20時まで)。入場無料。9月13日まで。