阪神百貨店(大阪市北区梅田1、TEL 06-6345-1201)地下1階鮮魚売り場に11月8日、「ワケあり」の松葉ガニ、セコガニが入荷した。
今月6日解禁になった松葉ガニ漁。解禁日の夕方、舞鶴港で水揚げされた松葉ガニを販売した同店は、「これまでは初物にこだわり高価なものを入れるようにしていた」(宣伝広報の溝口佳代子さん)というが、今年は「解禁日にこだわらず、量、価格ともに多くの方に行き渡るように」と、初めて鳥取県・境港から「ワケありガニ」も大量に仕入れる。
境港は、鳥取県、島根県の境にあることから2県の船の水揚げを行う松葉ガニ水揚げ量日本一の港。解禁日に出港し、船に積めるだけのカニを獲ったあと戻ってくるため、初せりが解禁日の2日後になり、「ワケありガニ」は8日の入荷となった。
同店が仕入れる「ワケありガニ」は、脚が折れていたり甲羅が欠けたりしているが「通常の松葉ガニと味の遜色はない」ものだといい、初日は中サイズ90匹、小サイズ210匹を入荷。価格は、中サイズ=1,050円、小サイズ=2匹1,581円と通常商品の約半額で販売。「ワケあり」のセコガニは3匹840円で販売している。9日以降も、境港や金沢港から大量に仕入れ販売する予定だという(天候により入荷が無かったり価格が変動したりすることもある)。
初入荷したカニは、「本日水揚げしたワケあり松葉ガニ入荷しました!」という店員の掛け声とともに売り場に並べられ、その声に反応して集まった来店客が次々と買い求める姿が見られた。
地下1階の営業時間は、月曜・火曜=10時~20時30分、水曜~土曜=10時~21時、日曜・祝日=10時~20時。