阪神百貨店で初の「長崎物産展」-その場で食べられる「イートスタンド」も

アツアツの「角煮まん」も会場で食べられる

アツアツの「角煮まん」も会場で食べられる

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 阪神百貨店(大阪市北区梅田1、TEL 06-6345-1201)8階催場で10月27日、「阪神の長崎物産展」が始まった。

海援隊の日記にあるレシピを基に再現した「海援隊カステラ」

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 NHK大河ドラマ「龍馬伝」で注目を集める長崎の魅力を、「食」を通じて紹介する同催事。「定番の北海道、沖縄以外で1県を対象とした物産展は初めて」といい、「関西ではあまり知られていない、未発掘のおいしい食べ物を集めた」(広報の竹下諭さん)。

 会場には、定番商品から新名物までを提供する45店が出店。軍港として栄えた佐世保からは、「九十九島海遊」の「佐世保名物レモンステーキ弁当」(1,260円)と「佐世保入港ぜんざい」(420円)が登場。昭和30年代に考案された「レモンステーキ」は、「ステーキは日本人にはボリュームがありすぎる。すき焼き風にしてはどうか」と、薄切りにしたステーキにレモンの利いたしょうゆベースのソースをかけたもので、今ではご当地グルメとして定着しているという。「入港ぜんざい」は旧日本海軍時代、入港前夜に無事の帰還を祝いぜんざいを振る舞ったことにちなんだ、現在売り出し中の商品。

 和洋中の要素が混ざった宴会料理・卓袱(しっぽく)料理を手軽に楽しめる商品では、エビのすり身をパンで巻いて揚げた「まるなか本舗」の「ハトシロール」(4本1,050円)や、豚の角煮をフワフワの生地で挟んだ、「角煮家こじま」の「角煮まん」(315円)など。同店では昨年夏の催事より、購入した商品をその場で食べられる「イートスタンド」を設けている。「利用者も増え、おいしいと思った店舗で他の商品を購入したり、土産に買って帰ったりするなどの効果が表れている」という。

 スイーツでは、海援隊日記といわれる「雄魂姓名録」に記されたレシピを基に再現した「文明堂総本店」の「海援隊カステラ」(1,260円、各日限定100個)を販売。現在のカステラのように水あめやざらめは使っておらず、「さっぱりとした素朴な味わい」が特徴。創業58年目の「白十字パーラー」では、クッキー生地にユズ風味のようかんをサンドした南蛮菓子「ぽると」(101円)などを販売する。

 長崎でよく食べられているクジラでは、手軽に食べられる「鯨カツバーガー」(420円)や、「鯨すえひろブロック」(100グラム1,785円)、「鯨ベーコンブロック」(同)などの冷凍肉を販売する。

 開場時間は10時~20時(最終日は17時まで)。11月2日まで。

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