新御堂筋沿いに7月22日、オープンキッチン方式で弁当や総菜類を販売する「神戸ほっとデリ豊崎店」(大阪市北区豊崎2、TEL 06-6375-2645)がオープンした。経営は近畿ローソン支社(吹田市)。昨年9月から、姫路、東京、神戸などローソンの既存5店に同システムを導入しているが、「神戸ほっとデリ」をメーンにした単独店舗としての出店は全国で初めて。
店舗面積は約15坪。店内では、注文を受けてから目の前で調理する「ライブキッチン」(390円~)、昼食時などのピーク時に用意する店内調理弁当「できたて弁当」(350円~)、390円でセルフ式盛り放題の「彩りビュッフェ」、総菜類を1グラム=1円で量り売りする「おかずバイキング」の4コーナーを展開。一部で通常のローソン同様、ソフトドリンク、デザートなど約50アイテムも扱う。
ローソン(東京都品川区)と神戸物産(兵庫県加古郡)が各50%出資する合弁会社「神戸ほっとデリ」(東京都品川区)が展開する製販一体型の店内調理システム「ローソン神戸ほっとデリ」は、業務スーパーのFC本部である神戸物産の食品製造ノウハウと、ローソンの店舗運営ノウハウを融合したもの。中間加工された食材のパーツを組み合わせる「パーツアッセンブル方式」の採用で、スペースが限られた店内でも効率の高い調理を可能にした。
同店は、小さめの店舗や24時間営業でなくても収益が成り立つかどうかを検証するモデル店舗となる。昼食時には近隣のビジネスマンの利用を、夕方から夜の時間帯は周辺住民の利用を見込む。営業時間は10時~22時。
ローソン本社では、コンビニとデリカテッセンの融合モデルとして同システムを導入した店舗を、今年度中に関東・関西地区を中心に200店(うち関西は70店)、2015年度までに全国で1,000店(うち関西は200店)の展開を目指すとしている。