クラシックカーが近畿2府3県、公道約1,000キロを走行するレース「La Festa Primavera(ラ フェスタ プリマベラ)2010」が4月18日に始まり、梅田スカイビル ワンダースクエア(大阪市北区大淀中1)から53台がスタートした。
同イベントは、1997年から毎年秋に関東・東北地方を舞台に開催する「La Festa Mille Miglia(ミッレミリア)」の姉妹イベントとして昨年から開催。大阪を舞台にしたクラシックスポーツカー大会が過去に存在しなかったことなどから企画され、昨年は約70組が参加した。
走行ルートは、大阪市役所を通過し、信楽・甲賀を経て合歓の郷(三重県志摩市)で1日目が終了。翌19日は鳥羽・伊勢神宮を経て奈良県を走行し鈴鹿サーキットへ、20日は三重県、滋賀県、京都府、奈良県を経て大阪城でゴールを迎える。
今年の参加者で最も古い車両「1928年製造 RILEY 9 SPEED MODEL」で参加する水野誠一さんは「昨年も参加し名所に入ることができて楽しかった。貴重な体験ができた。昨年と車が違うのでまずは完走したいが、できれば入賞したい」と意気込む。
「La Festa Mille Miglia」で過去2回の優勝経験を持つタレントの堺正章さんは、「いつもの風景をこういう車が音を立てて走っていく、違う日常を感じていただければ。乗っている側と見ている側がつながってくれたらうれしい。見かけたら手を振ってほしい」と話す。5月には本場・イタリアの「Mille Miglia」に出場するといい、「今回はその前哨戦。少しでもいい成績を残せるよう頑張りたい」とも。
ゴールは20日、15時40分~17時30分ごろを予定。