3月末で閉館・移転する扇町インキュベーションプラザ(通称=メビック扇町、大阪市北区南扇町6、TEL 06-6316-8780)は現在、7年間の総括となる「フィナーレイベント」を開催している。
同施設は、IT、ウェブ、各種デザイン、映像、音楽など、クリエーティブ関連事業者が2,000社以上集積する同エリアで、独立・開業を目指す大阪市のクリエーターや、創業して間もない個人や企業をバックアップする施設として2003年5月にオープンした。
現在入居する大阪市水道局扇町庁舎の解体に伴い、3月末で一時閉館。4月5日からは「クリエイティブネットワークセンター大阪(仮称)開設準備室」として、デジタルエイトビル(北区西天満6)で業務を行う。堂野智史所長は「移転先ではインキュベーション機能はなくなり、ネットワーク作りと情報発信機能が中心。1年後をめどに、新しく別の場所でのリニューアルオープンを目指す」としている。
25日は、クリエーターらが「顔の見える関係」を築く場を提供するために定期的に開催してきた意見交換会「クリエイティブクラスターミーティング」の総集編として、「その時あなたはどうする」(19時~、参加無料)を開催。26日はgraf:decorative mode no.3の服部滋樹さんと、グラフィックデザイナーの黒田武志さんが、デザインに対する考え方などについて語り合うトークセッション「地図のない話 その四 特別編」(18時30分~、参加費2,000円、1ドリンク付き)、27日は「Mebic Talk-in謝恩パーティー」(16時~、参加費500円、1ドリンクとおつまみ付き)を、それぞれ開催する。
参加申し込み・問い合わせは電話、ファクス、Eメールで受け付ける。