阪急うめだ本店(大阪市北区角田町、TEL 06-6361-1381)は昨年より10日早い9月28日、今年のおせちの予約受け付けを開始した。
昨年は5億円を売り上げた同店のおせち。初めて特集した「レストランおせち」の人気が高く、25,000円~30,000円の商品の人気が高かったという。今年も、「おせち=和風だけではなく、和洋折衷、レストランおせちなど多種多様な266種類のおせちを用意した」(広報担当者)といい、有名割烹(かっぽう)や人気シェフの作るこだわりおせちも用意する。
今年初登場したのは「憧れの温泉宿のおせち」。懐石席料理が人気の静岡県・修善寺温泉「柳生の庄」和風おせち(3~4人前=73,500円)や、富山県・春日温泉「リバーリトリート雅楽倶」和風・洋風おせち(3人前=31,500円)、瀬戸内の海の幸と神戸の山の幸を使った料理で人気の兵庫県・有馬温泉「銀水荘別館 兆楽」和風おせち(4人前=105,000円)など、宿泊客しか食べることができないぜいたくなおせちが登場した。
ヘルシー志向の高まりを受けて登場したのはベジタリアンシェフが作る野菜が主役のおせち。吹田・五月が丘にあるフランス料理の人気店「ル ペイザン」のフランス料理風おせち(2人前=36,750円)は、生産者の顔が見える野菜を中心に使い、肉・魚・卵を使わないおせち。香川県「オリビオカフェ&ダイニング オリオリカフェ」のイタリア料理風おせち(2~3人前=31,500円)は、管理栄養士が栄養バランスとカロリーを考えたヘルシーなおせちだという。
「レストラン気分を楽しむフルコースおせち」には、関西を代表するイタリアンとフレンチの人気店を集めた。「グランメール芦屋」のおせちは、一番人気のビーフシチューをメーンに、フォアグラ、栗のテリーヌ、キャビアなどを使ったフランス料理風おせちにガトーショコラのデザートを付けた(4人前=36,750円)。「おはしで食べるフレンチ」を提案する「ル・クロ」は、牛ほほ肉の赤ワイン煮込みとフランス料理風おせち(4人前=39,900円)を、鍋と赤、白、青のお重3段で提供する。そのほか、「京都 割烹のおせち」(25店舗)や「ホテルのおせち」など、多様化するニーズに対応したさまざまな「おせち」を扱う。
予約は9月28日・29日=11階催場「おせち料理ご予約承り特設コーナー」、今月30日~12月25日=地下1階「おせち料理ご予約承りコーナー」。PCサイトに加え、今年は「阪急モバイルショップ」でも受注を行う。インターネット予約は12月21日まで。