西梅田のフレンチでアートとディナーのコラボ企画-店全体を美術館風に

おみやげ用のサブレにチョコレートでイラストを描く千秋育子さんと大東シェフ

おみやげ用のサブレにチョコレートでイラストを描く千秋育子さんと大東シェフ

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 西梅田の「ブリーゼブリーゼ」(大阪市北区梅田2)33階のビストロフレンチ「ル・コントワール・ド・ブノワ」(TEL 06-6345-4388)で8月27日、アートと料理を調和させた「千秋育子&大東シェフの『アート&ダイン』」が行われる。

チーズとネズミをモチーフにしたデザート

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 千秋育子さんは大阪出身のイラストレーター。松任谷由実さんの「シャングリラ」シリーズのパンフレット用ストーリー制作、今年7月にリニューアルオープンした「中座くいだおれビル」内のアートペイント、2010年1月にカジノやユニバーサルスタジオがオープンするシンガポールのリゾート・ワールド・セントーサオフィシャルキャラクターやグッズなど、さまざまなプロジェクトに参加し活動している。昨年10月にオープンした同店では、入口正面のパリと大阪をイメージした作品や、ミラーエッチングを飾るイラストを担当した。

 今回のディナーは「地元食材をメーンに使い、大阪を元気に活性化したい」(広報担当者)と企画したもので、千秋さんと同店料理長の大東シェフが共同でメニューを考案。この時季の最高の食材を使った料理に、千秋さんが見せ方や盛り付け、ソースのデザインなどをアドバイスする。「千秋さんの感性と合体し見た目にも楽しめる料理になっている」(同)。

 当日は店内に作品を飾り、入口カウンター付近で千秋さんが手掛けたグッズを販売するなど、店全体を「美術館をイメージして演出する」といい、カクテルレセプションでは千秋さんを囲んで作品を鑑賞する時間も設ける。

 料理は人の顔に見立てた「鱧 すっぽん 岩がき 泉州水茄子 万願寺赤唐辛子のアスピック仕立て」や、魚のうろこをモチーフにした「琵琶湖のニジマスのスフレ ソースノイリー」、フロマージュブランをチーズ型にカットしネズミの形をしたチョコレートムースと盛ったデザートなど全5品とスパークリングワイン、白・赤のグラスワインを用意。

 千秋さんは「色合い、バランス、味があるから料理は大変。味と見た目の両立が難しい」と話す一方、「関西で、しかも大バコの店でこういうことをするのはめったにない。絵を見て下さいだけではなく、行ってみたら楽しかったという風に必ずするので来てほしい」と自信を見せる。

 開催は18時30分~。料金は1人16,000円。70人限定。国内・海外旅行や、グラスに千秋さんがイラストを描いたものなどが当たる抽選会も行う。おみやげには千秋さんが描いた当日のメニューや、チョコレートでイラストを描いたサブレも用意する。

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